西洋梨の生産量は山形県が全国第一位
ラ・フランスは全国生産量の約80%を占める
山形県を代表する果物の一つです。
冬の雪は山に蓄えられ春になると雪解け水が湧き水となって田畑を潤します。
山形は周囲が山に囲まれた盆地特有の気候で日中は暑く、夜は肌寒さを感じるくらい冷え込みます。
この山形の寒暖差が西洋梨には好条件、果実の果肉をしっかり形成させ、その実に糖をぐっと蓄え増していきます。
まさに山形は果物の栽培に適した恵まれた地域なのです。
食べ頃のラ・フランスは甘みの中にに程よい酸味がありなめらかな舌触りが特徴です。
果肉は淡いクリーム色で和梨よりも色濃く、とてもジューシーでフルーティーな香りと甘くとろけるような
食感は一度食べたらやみつきになる美味しさです。
生産者がとても少なく限られた数しか収穫できない隠れた人気品種です。
ラ・フランスよりも一回り小さく中身がギュッとつまっているため食感は硬めです。
他の洋梨とは違い、パリパリとした硬めの食感で食べることもでき、
なんといっても糖度が高くさっぱりとしていてとても食べやすい洋梨です。
木に実らせる数が多すぎると収穫量は増えますが小玉で生育の良くない洋梨になります
生育を見ながら3回ものふるいにかけ、木に生らせる実を厳選しています。
洋梨は品種やサイズによって食感と甘みが異なります。
大きければ美味しいというわけではありません。
大玉は大きいので食べごたえがありますが、追熟後の味にバラつきが出る傾向にあるため当園では食感、糖度が最も丁度いい中玉栽培に力を入れています。
西洋梨は樹上にある期間が長ければ長いほどでんぷん量が増え糖度が上がります。
収穫適期に何度も検査を行い、実が一番充実した絶妙なタイミングを見極め収穫します。
自家培養の納豆乳酸菌と酵母菌を定期的に散布した
園地はカビや糸状菌が抑えられ土が柔らかくなり果樹が根を張りやすい環境を作り上げます。
地中にしっかりと毛細根をはりめぐらせた木は元気になり、土の栄養をぐんぐん吸収しその栄養を実に転換させることで充実した洋梨になります。
他にも化学肥料を一切使用せず有機肥料のみを使用し栽培しています。
ただ撒くのではなく、毎年園地ごとに土壌分析を行い土の栄養素を数値化し果樹が求めている必要な分だけを施肥しています。
西洋梨は収穫後、追熟しなければ硬いままで食べ頃にはなりません。
常温で追熟した洋梨の柔らかさと味を確認し、本当の食べ頃の始まりが到着日になるよう調整し一番ベストな硬さで発送いたします。
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充実した花芽がついた枝を残し日当たりや風通しを考えながら余分な枝を切り落とします。
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厳選した洋梨を安定供給できるよう
毎年この時期に定植作業を行い園地を拡大しています。
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花が咲き散り始めるころ1つの蕾から7個程度の小さな洋梨が実ります。
肥大しやすくなるよう玉を1個残し他を切り落とします。 -
小さな小玉ですが実が大きくなった時に
洋梨同士が擦れたり、枝にぶつかる可能性がある箇所の摘果を行い整理します。
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実が大きなりはじめ枝に負荷がかかります。
大切な木が折れないよう棒で補強します。 -
他の洋梨に比べ極端に小さい実や形の悪い実、病害虫の被害にあった実を落とし収穫する洋梨をこの作業で厳選します。
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果物は樹上での期間が長ければ長いほどでんぷん量が増え糖度が上がります。
収穫適期に検査を何度も行いギリギリまで樹上にならせておき、実が一番充実した時を見極め収穫しています。 -
木にとって実をつけるという事は自分の体力を削ることです。
収穫後は抵抗力が弱まっているため病害虫の影響を受けやすい状態です。
土壌分析を行い土の栄養素を数値化し果樹に必要な分だけを施肥します。
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紅葉と同じく洋梨の木も季節の終わりを迎えます。
冬に向け枝の補強や、若木の雪囲い、畑の整地など来年のため雪が降る前に終わらせなければなりません。 -
洋梨は食べ頃の判断が難しい果物です。
低温で追熟された洋梨をコンテナごとに毎日確認、食味を行い到着時すぐ食べられるよう一番ベストな硬さで発送いたします。
そして発送が終わりを迎える頃、また一年の始まり剪定の開始です。