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2023.12.26
自然の甘みを最大限に!化学肥料・除草剤不使用の果物ならアンスリーファーム

人の体や環境によい食材を求める際、「無農薬」や「オーガニック」などの表記に注目する方は多いでしょう。

当園でも化学肥料や除草剤を使用しない、自家製の有機肥料を主とした栽培をおこなっています。

しかし「無農薬」「有機栽培」「化学肥料・除草剤不使用」などという表記だけでは、どのような違いがあるかわかり辛いですよね。

そこでこの記事では「無農薬」や「化学肥料・除草剤不使用」などの違いや、有機肥料に力を入れたアンスリーファームの栽培方法について解説します。

自然の甘みを求める方や当園の果物に興味がある方は、ぜひチェックしてくださいね。

「無農薬栽培」「有機栽培」「化学肥料・除草剤不使用」の違いは?

栽培方法にこだわりのある農家さんたちが主張する「無農薬」や「有機栽培」「化学肥料・除草剤不使用」などの言葉には、いったいどのような違いがあるのでしょうか。

ひとつずつ詳しく解説していきます。

無農薬栽培とは

無農薬というと、農薬を全く使用せずに育てられた作物をイメージする方が多いでしょう。

しかし、前年度に農薬を使用した土壌や栽培期間中だけ農薬を使用していない土壌で栽培したものを、「無農薬」として販売している生産者もいます。

無農薬の基準は非常に難しく消費者の認識とのギャップが生まれやすいため、現在では農林水産省が定めた「特別栽培農産物に関わる表示ガイドライン」によって、「無農薬」という言葉の使用は原則禁止されています。

もちろん、農薬をまったく使用しない栽培を実現する農家さんも存在します。

農薬を使用しない栽培のメリットは、環境への負荷を軽減できる点です。

また化学合成された農薬を体に取り入れたくない方にとって、安心材料のひとつになるでしょう。

有機栽培とは

有機栽培は、「有機農業促進法」で以下のように定義されています。

➀化学合成した肥料・農薬の不使用

②遺伝子組み換え技術の不使用

③環境への負担を低減した農法

引用:農林水産省「有機農業とは」

つまり有機栽培とは、化学肥料など化学的なものは使用せず有機肥料を中心とした農法のことです。

有機肥料と化学肥料の違いは以下のとおりです。

原料特徴
有機肥料油粕、魚粉、鶏糞など植物性や動物性の有機物・効果が長く続く・土壌改良が期待できる
化学肥料鉱物や窒素などの無機物・安価で即効性がある・初心者でも使いやすい

化学肥料は安価で即効性があるなどのメリットもありますが、土の中に住む微生物のエサになったり土壌を改善したりする効果はありません。

長く使い続けると固く水はけの悪い土壌になるうえ、土の中の生態系を壊して自然破壊につながってしまいます。

一方有機肥料は即効性はありませんが、土壌改良効果も期待できるのがメリットです。

健康な土壌は健康な果樹を育て、栄養たっぷりの甘く大きな果実を実らせます。

そのため有機栽培は、消費者にも環境にも利益の大きい栽培方法といえます。

ただし「有機農産物」として販売するためには「JAS規格」による検査に合格して「有機JASマーク」の取得が必要です。

化学肥料・除草剤不使用とは

化学肥料・除草剤不使用とは、化学的方法により製造された肥料や除草剤を使用しない栽培法です。

化学肥料を使用しない場合、有機肥料を活用する農家さんが大多数のため「有機栽培」に近いといえます。

ここからは、当園も実施している化学肥料・除草剤を使用しない有機肥料中心の栽培のメリット・デメリットについて、詳しくご紹介します。

化学肥料・除草剤不使用(有機肥料中心の栽培)のメリット

果物の栽培に化学肥料や除草剤を使用せず、有機肥料を主とした栽培のメリットは以下の2点です。

➀果物の自然本来の甘みを最大限に引き出す

②環境に優しい

前述したとおり、有機肥料は健康な土壌を育む力があるため、そこで育った果樹からは自然本来の甘みを最大限に含んだ果実の収穫が期待できます。

化学肥料よりも即効性が低いのがデメリットですが、長期的に栄養たっぷりで果実の実りやすい土壌を作り出せます。

また健康な土壌を育むことは人のためだけでなく、未来の自然を守るためにも重要です。

化学肥料・除草剤不使用(有機肥料中心の栽培)のデメリット

化学肥料や除草剤を使用しない栽培はメリットが大きい一方、デメリットも存在します。

主なデメリットは以下の2点です。

➀栽培に手間がかかる

②価格が高い

前述したとおり化学肥料は即効性があり低価格で使用方法も簡単なため、人手やコストを抑えた効率的な栽培が実現します。

一方有機肥料は効果がでるまでに時間と人手がかかり、除草や防虫にも人の手が必要なため、手間を怠ると病害虫の被害が起きやすいという欠点があります。

非効率的なため生産量が安定せず、価格が高くなりがちです。

必ずしも「有機肥料=安全」ではない

環境に還元できる有機栽培は、人の体にも安全だというイメージがあります。

しかし食の安全を大切にするなら、「有機肥料=安全」だと過信するのは危険です。

どのような肥料でも必要以上の使用は土壌の汚染などにつながり、発がん性物質を発生させる「硝酸性窒素」が過剰に生産されてしまう危険性があります。

「有機肥料=安全」ではなく、生産者が適切な技術やこだわりを持って有機肥料を使用しているかに注目しましょう。

アンスリーファームはエコファーマー認定農園

当園は山形県が認める「エコファーマー認定農園」です。

エコファーマー認定農園は、化学肥料や化学農薬低減を目指し適正量の有機肥料中心で栽培する農園に与えられます。

アンスリーファームは、化学肥料や除草剤を使用せず、果樹に必要最低限の有機肥料を施すのみの自然に寄り添った栽培方法が認められました。

アンスリーファームが化学肥料・除草剤不使用にこだわるワケ

当園はお客様に果物本来の甘さを味わって欲しいという願いから、化学肥料・除草剤不使用の有機肥料中心栽培を実施しています。

果物本来の甘さを引き出すためには、栄養たっぷりの健康な土壌が必須です。

そして健康な土壌づくりに、虫や微生物の存在や土壌の正しい生態系の維持は必要不可欠です。

化学肥料に含まれる殺虫成分などは、害虫だけでなく土を育てるのに必要な虫まで排除してしまいますし、土壌を改善する力はありません。

そのため当園では時間や手間がかかっても、有機肥料を主とした栽培にこだわっています。

アンスリーファームが化学肥料・除草剤不使用を実現する4つのポイント

当園が化学肥料や除草剤を使用せずに最高品質な果物をお届けできる理由は、以下の4点です。

➀それぞれの樹に適した剪定で病害虫を予防

②酵母菌や納豆乳酸菌を利用した土づくり

③土壌分析による栄養素の数値化

ひとつずつ解説しますね。

➀それぞれの樹に適した剪定で病害虫を予防

晩秋から冬にかけておこなう果樹の剪定は、病害虫の予防に重要な作業のひとつです。

剪定をせずに放置した果樹は、日当たりや風通しが悪くなり、病気や害虫発生の原因になります。

病害虫が発生する前にそれぞれの樹に適した剪定を施すことで、殺虫剤などの使用を抑えられます。

②酵母菌や納豆乳酸菌を利用した土づくり

当園の土づくりに欠かせないのが、自家栽培した納豆乳酸菌と酵母菌。

それぞれ以下のようなはたらきが期待できます。

納豆乳酸菌殺菌作用のある乳酸菌を生成して土壌を健康に保つ
酵母菌地中の糖を二酸化炭素にかえて土壌を柔らかくする

ふかふかで柔らかな土壌は、果樹が根張りしやすいのが大きな利点です。

土深くまで張り巡らされた根は微生物や虫が分解した栄養をたっぷり吸収し、化学肥料不使用でも糖度の高い大きな実をつけます。

③土壌分析による栄養素の数値化

当園では毎年農地別に土壌分析をおこない、不足している栄養だけを必要な分だけ追肥しています。

闇雲に有機肥料を撒くのではなく、土壌や樹が求める分だけ与えることで自然の甘みを最大に引き出せるのです。

収穫のタイミングにもこだわるから「おいしい」!

最高級の果物をお届けするために、当園では肥料だけではなく収穫のタイミングにもこだわりがあります。

果物は樹上で太陽の光を浴びる時間が長いほど熟度が高くなり、甘く大きく育ちます。

一方、樹上は天候の影響や鳥に食べられるなどの被害を受けやすく、ロスを減らすために完熟前に収穫するのが一般的です。

しかし当園では、ロスを恐れず糖度が上がりきるまで樹上で育成させます。

そして必ず果樹ごとに食味をおこない、独自の品質基準を満たした「おいしい」と納得できる果実のみ収穫します。

当然他の農園と比較して収穫量は少なくなりますが、お客様に必ず満足いただける最高品質の果実の提供が実現できるのです。

まとめ

農作物のこだわりや安全性を主張するために、「無農薬」「有機栽培」「化学肥料・除草剤不使用」などさまざまな言葉が存在します。

しかし「化学肥料だから危険」「有機栽培だから安心」というわけではなく、農家さんがどのようなこだわりや生産過程を経ているのか注目して購入するのが大切です。

アンスリーファームでは、お客様に安心と美味しさをお届けするために、自然の力を最大限に生かした農法をおこなっています。

他では味わえない格別な果物の味を、ぜひ一度味わってくださいね。

アンスリーファームの公式オンラインショップは下記のさくらんぼからどうぞ!

アンスリーファーム公式オンラインショップ

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