「こんな美味しいさくらんぼ初めて!」
アンスリーファームの果物を召し上がったお客様からは、たくさんのお褒めのお言葉をいただきます。
当園の果物が高品質である理由のひとつは、果物の味を左右する収穫タイミングへのこだわりです。
そこでこの記事では、アンスリーファームがこだわる収穫のタイミングとその理由についてご紹介します。
当園の果実が美味しいヒミツを知りたい方は、ぜひチェックしてください。
果物は追熟の有無で収穫のタイミングや食べ頃が異なる
果物には樹上で完熟を迎えるものと、収穫後に追熟をすることで完熟する果物があり、収穫のタイミングが異なります。
それぞれの収穫タイミングについて解説しますね。
追熟する果物の収穫タイミング
追熟とは、収穫後に果物をある程度寝かせて成熟させる過程のことです。
追熟が必要な果物は樹上で完熟しないため、成熟した美味しいものを食べるには収穫後の追熟が必要になります。
追熟する果物の代表は、以下のとおりです。
・西洋梨
・バナナ
・キウイフルーツ
・桃
・温州みかん
・メロン
・マンゴー
・梅 など
基本的に追熟する果物は、未熟な状態で収穫されます。
追熟してから販売されている果物もありますが、未熟な状態で店頭に並んでいる場合も多いです。
そのため購入後に追熟をおこなう必要があります。
追熟しない果物の収穫タイミング
追熟しない果物は樹上で完熟を迎えるため、収穫後すぐでも美味しく食せるのが特徴です。
追熟しない果物の代表は、以下のとおりです。
・さくらんぼ
・りんご
・和梨
・パイナップル
・ぶどう など
追熟しない果物は寝かせても美味しくなることはありません。
むしろ酸化したり傷んだりするものも多く、とくにさくらんぼやぶどうなどは収穫後すぐが最もおいしいタイミングです。
そのため追熟しない果物は樹上で完熟まで育てるのが理想ですが、完熟しきる前に収穫してしまう農家さんも多く存在します。
なぜ、追熟しない果物を完熟する前に収穫するのでしょうか。
追熟しない果物を完熟前に収穫するのはなぜ?
追熟しない果物を完熟前に収穫するのは、収穫量を増やすためです。
完熟に近い果物はずっしりと重く、風などで落ちやすい状態です。
地面に落ちた果物はキズができてしまうため、売り物にならなくなってしまいます。
また樹上で甘く育った果実は鳥に狙われ、食べられてしまうことも少なくありません。
そういったロスを防ぎたい農家さんは、果物がある程度育ったら完熟を待たずに収穫します。
また完熟した果物は傷つきやすく、収穫時や配送中に傷んでしまう恐れがあるため、完熟前に収穫してしまいます。
アンスリーファームで果物をギリギリまで樹上で育てるワケ
当園では最高に「おいしい」といえる状態になるまで樹上で果物を育て上げます。
果物が食べ頃に近づいてきたら、1つの果樹ごとに食味をしたり光センサーで糖度を調べたりして、独自の収穫基準を満たしたもののみ収穫を始めます。
もちろん完熟まで樹上で育てるとロスが多くなるため、他の農家さんと比較すると収穫量は少ないです。
しかし、完熟まで土壌から栄養をもらい、樹上で日の光をたっぷり浴びた果物の味は別格。
「本当に美味しい果物を味わってもらいたい」その想いとプライドから、当園ではロスを恐れずギリギリまで収穫を待ちます。
また当園では追熟しない果物だけでなく、ラフランスや桃など追熟する果物も独自の基準を満たすまで収穫しません。
追熟する果物も樹上で日光を浴びる時間が長いほど、糖度の高い濃厚な果実に育つためです。
アンスリーファームが完熟した果物を産地直送できる理由
完熟した果物は格別な美味しさですが、収穫時や配送中に傷みやすいという欠点があります。
当園では完熟した果物をお届けするために、以下のポイントにこだわっています。
➀出荷直前まで品質チェック
②安心保証・品質保証のサービス
ひとつずつ詳しく紹介しますね。
➀出荷直前まで品質チェック
当園では収穫時やパック詰め時だけでなく、梱包直前にも検品をおこなっています。
収穫時に問題がなかった果実も、時間の経過とともに傷みや変色が発生する恐れがあるためです。
時間をおいて再検品をすることで、お客様の元に不良品が届く可能性を最小限に抑えます。
②安心保証・品質保証のサービス
果物はデリケートなため、出荷時に丁寧に検品をしてもお客様のお手元に届くまでに傷みなどがあらわれる恐れがあります。
そのため当園が設定したのが、「安心保証」と「品質保証」のサービスです。
安心保証は「おいしい」を保証するサービス、品質保証は商品に傷みや破損があった際に保証をするサービスです。
下記の記事で詳しく紹介していますので、ぜひチェックしてくださいね。
上質な果物を最高のタイミングで食べる方法
果物の美味しさを最大限に引き出した状態でお客様の元にお届けする、アンスリーファームの産地直送。
そのためご到着後は、適切な保存方法と最も美味しいタイミングで食べていただきたいと願っています。
そこでここからは、当園が取り扱っている以下の商品の食べ頃をご紹介します。
・さくらんぼ
・桃
・シャインマスカット
・洋梨(ラフランス)
ひとつずつ詳しく解説しますね。
さくらんぼの食べ頃
追熟をしないさくらんぼが最も美味しいのは、収穫後すぐ。
鮮度が落ちるのと同時に味や食感も悪くなるため、手に入れたその日のうちに食べきるのがベストです。
もし食べきれない場合は、以下の方法で保存してください。
購入方法 | 保存場所 |
店頭などで常温で購入 | 冷暗所で常温保存 |
クール便など冷蔵で購入 | 冷蔵庫の野菜室で保存 |
さくらんぼは温度変化に弱いため、購入したときの温度を保つのが重要です。
ただし水気や乾燥にも弱いため、冷蔵庫で保存する場合は結露対策をおこないましょう。
冷蔵庫でも常温でも、美味しく食べられる期間は2~3日程度です。
下記の記事でさくらんぼの詳しい保存方法を記載しているので、気になる方はチェックしてくださいね。
桃の食べ頃
桃は追熟するため、購入後に追熟を促します。
追熟させるには直射日光の当たらない場所で、ヘタを下にして常温保存してください。
追熟を遅らせたい場合は、冷蔵庫で保存しましょう。
食べ頃を見極める際には、以下のポイントをチェックしてください。
・果実の緑色部分が抜けている
・表面の産毛が抜けやすい
・下部から桃の甘い香りがする
完熟した桃は傷みやすいため冷蔵庫で保存し、できるだけ早く食べきりましょう。
シャインマスカットの食べ頃
追熟をしないシャインマスカットの食べ頃は、収穫してすぐ。
手元に届いたらその日のうちに食べきるのがベターです。
もし食べきれない場合は、以下の方法で保存してください。
➀ブルームを落とさない(水洗いしない)
②房から実を切り離す
③皮を剥かない
④実を密閉保存容器に重ならないように並べる
シャインマスカットの実についた白い粉(ブルーム)は鮮度の保持に重要な役割があるため、食べる直前まで洗わないようにしましょう。
保存場所別の保存期間は以下のとおりです。
保存場所 | 保存期間 |
常温保存 | 約1~3日間 |
冷蔵保存 | 約5~7日間 |
冷凍保存 | 約3~4週間 |
常温保存は傷みやすいため、その日のうちに食べきれない場合は冷蔵保存が無難です。
西洋梨(ラフランス)の食べ頃
ラフランスは追熟するため、食べ頃の見極めが肝心です。
追熟を促進させる際は、直射日光の当たらない場所で常温で保存してください。
もし追熟を遅らせたい場合は、冷蔵庫など10℃以下の場所で保存しましょう。
食べ頃を見極める際には、以下の4点に注目しましょう。
・ヘタがしんなりがする
・皮や皺に光沢がでる
・ヘタの周囲を指で押すと沈む
・下部からラフランス独特の甘い香りがする
完熟したラフランスは食べる直前に冷蔵庫で1時間ほど冷やし、早めに食べきってくださいね。
まとめ
アンスリーファームが収穫のタイミングにこだわるのは、自然の甘みを最大限に蓄えた果物をお客様に味わってもらいたいという想いから。
ロスや手間を惜しまず、果樹や果実の成長に寄り添うことで最高品質の商品のお届けが実現しています。
ぜひ当園自慢の果物の味を、ご自宅で味わってくださいね。
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